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看護師の転職指南書働き方

夜勤なしで働きたい看護師の職場選び

2026年6月25日 更新約4分で読めます全6章

写真:Pexels

夜勤をやめたい理由は人それぞれです。体力、家庭、睡眠の質。どれが主な理由かによって、選ぶべき職場は変わります。ここでは夜勤なしで働ける選択肢を並べ、収入への影響と確認すべき点をまとめます。

まず収入の変化を計算する

月4回一般的な夜勤回数の目安二交代制の場合
約58万円夜勤手当1.2万円×月4回の年間額計算例。金額は職場により異なる

夜勤手当は看護師の収入に占める割合が大きく、これが抜けると月収は目に見えて下がります。1回あたりの手当額に月の回数を掛けた金額が、そのまま減少分の目安になります。

例えば夜勤手当が1回1万2,000円で月4回なら、月4万8,000円、年間で約58万円です。賞与が基本給連動であれば賞与への影響はありませんが、手取りベースでは大きな差になります。

この金額を先に把握しておくと、転職先の提示額を冷静に判断できます。「思ったより下がった」と感じるのは、たいてい計算せずに動いたときです。

同じ病院で日勤常勤に変えられるか

転職の前に検討したいのが、現在の病院で日勤常勤に切り替える選択肢です。外来、手術室、内視鏡室、透析室など、病院内にも夜勤のない部署はあります。

育児や介護を理由とする場合は、育児・介護休業法にもとづく所定外労働の制限を請求できる場合があります。3歳未満の子を養育する労働者などが対象で、条件は職場の規定とあわせて確認が必要です。

院内の異動であれば、給与体系や退職金の勤続年数を維持したまま働き方を変えられます。まず看護部に相談してみる価値があります。

クリニック・健診センター

クリニックは日勤のみで、休診日が固定されている施設が多い職場です。診療科によって業務内容が大きく変わり、内科は処置と採血、整形外科はリハビリ補助、皮膚科は処置の介助が中心になります。

健診センターは採血・測定・問診が業務の中心で、定型的な作業が多いのが特徴です。土日休みの施設もあり、生活リズムを最優先したい人に向いています。ただし繁忙期は採血の件数が多く、体力を使います。

どちらも、病棟に比べると医療処置の幅は狭くなります。数年後に急性期へ戻る可能性がある場合は、その点も考慮に入れてください。

クリニック・健診センターのイメージ写真
写真:Pexels

訪問看護・施設・企業

訪問看護は日勤中心ですが、オンコール対応がある事業所が大半です。「夜勤なし」と書かれていても、夜間の電話当番が月に何回あるかは必ず確認してください。オンコールなしの事業所も少しずつ増えています。

介護老人保健施設や有料老人ホームでは、日勤のみの看護師求人があります。医療処置より健康管理と服薬管理が中心で、看護師が少数のため判断を任される場面が多くなります。

企業の産業保健職は、社員の健康管理や保健指導を担当します。土日祝休みで夜勤もありませんが、募集数が少なく、保健師資格が求められることもあります。

選ぶときの確認項目

  • 夜勤・オンコール・日直・当番のすべてについて有無と回数を確認する
  • 夜勤手当が抜けた場合の年収を、提示額から自分で計算する
  • 賞与の実績(何ヶ月分か)と退職金制度の有無
  • 残業の平均時間と、繁忙期の実態
  • 日勤のみの看護師が実際に何名在籍しているか
  • 数年後に病棟へ戻る可能性があるかどうか

収入を下げすぎない工夫

夜勤をやめると収入が下がるのは避けられませんが、下げ幅を小さくする方法はあります。ひとつは、資格手当や役職手当が設定されている職場を選ぶことです。

もうひとつは、基本給の水準が高い職場を選ぶことです。夜勤手当に頼らずに月給が組まれている職場では、夜勤なしの求人でも水準が保たれていることがあります。

美容クリニックや治験関連の職場のように、日勤のみでも比較的高い水準の求人もあります。ただし業務内容の性質が大きく変わるため、収入だけで選ばないよう注意してください。

よくある質問

夜勤をやめると、どのくらい年収が下がりますか。
夜勤手当の単価に月の回数を掛けた金額が目安です。手当1回1万2,000円で月4回なら年間約58万円になります。まず自分の給与明細で計算してください。
夜勤なしでも収入を保つ方法はありますか。
基本給の水準が高い職場を選ぶこと、資格手当や役職手当がある職場を選ぶことが現実的な方法です。手当に頼らない給与構成かどうかを確認してください。
「夜勤なし」と書かれていれば、時間外の呼び出しもありませんか。
そうとは限りません。オンコール、日直、当番といった別の名前で時間外対応があることがあります。それぞれの有無と回数を個別に確認してください。

参照した資料

  1. 正規雇用看護職員の離職率は11.0%/日本看護協会調査労働政策研究・研修機構(JILPT)/2026年9月8日参照

この記事について

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仕事比較ガイド編集部(yoin studio)
もとにした情報
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最終更新日
2026年6月25日

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