看護師の履歴書・職務経歴書の書き方のイメージ写真

看護師の転職指南書応募書類

看護師の履歴書・職務経歴書の書き方

2026年6月20日 更新約4分で読めます全6章

写真:Pexels

看護師の書類選考では、経験の「幅」ではなく「深さと再現性」が見られます。どの診療科で、何人を受け持ち、どんな役割を担ったか。ここが具体的に書かれているほど、面接での質問も答えやすくなります。

履歴書に書く基本項目

履歴書はJIS規格に準じた様式であれば形式は問われません。手書きと印刷はどちらでも構いませんが、指定がある場合はそれに従います。

学歴は高校卒業から書き始めるのが一般的です。看護学校や大学は正式名称で記載し、学科名まで書きます。職歴は入職と退職を年月とともに並べ、施設の正式名称と配属先を添えます。

免許・資格の欄には、看護師免許の取得年月を必ず記載します。認定看護師や専門看護師、BLS・ACLSなどの資格があれば、取得年月とあわせて書いてください。

職務経歴書:規模の情報を入れる

職務経歴書で最も効果があるのは、働いていた環境を数字で示すことです。病床数、病棟の種類、看護配置、1日の受け持ち人数。これらがあると、採用側は自院との違いを具体的に想像できます。

例えば「一般病棟に勤務」ではなく「急性期一般病棟(50床・7対1看護)にて、日勤は6〜7名、夜勤は10〜12名を受け持ち」と書きます。同じ経験でも、伝わる情報量がまったく違います。

経験した診療科は、期間とあわせて並べます。複数の科を経験している場合は、応募先に関係の深い科を先に書くか、期間が長い順に並べると読みやすくなります。

職務経歴書:規模の情報を入れるのイメージ写真
写真:Pexels

経験を「できること」に翻訳する

看護技術は、経験の有無だけでなく到達度まで書くと伝わります。「人工呼吸器の管理経験あり」より「人工呼吸器装着患者の受け持ち経験(NPPV含む・週2〜3例)」のほうが具体的です。

委員会活動やプリセプター経験も、担当した人数や期間を添えると評価につながります。「新人教育に関わった」ではなく「プリセプターとして新人2名を1年間担当」と書きます。

応募先で使う可能性が高い技術から順に並べてください。訪問看護に応募するなら在宅で使う技術を、外来なら処置と接遇に関わる経験を前に出します。

志望動機:応募先ごとに書き分ける

志望動機で最も避けたいのは、どの病院にも当てはまる文章です。「地域医療に貢献したい」「スキルアップしたい」だけでは、応募先を選んだ理由になりません。

効くのは、応募先の特徴と自分の経験を結びつけた説明です。理念や診療の特色、看護部の方針など、公式サイトで確認できる情報を1つ挙げ、そこに自分の経験がどう噛み合うかを書きます。

構成は「応募先の特徴 → 自分の経験 → 入職後にどう活かすか」の3段です。3〜5行にまとめると、面接で口頭でも話しやすくなります。

志望動機は「なぜ転職するか」ではなく「なぜこの職場か」に答える欄です。

退職理由とブランクの書き方

退職理由は、履歴書では「一身上の都合により退職」で足ります。職務経歴書に補足を入れる場合は、前向きな言い換えを使います。

「夜勤がつらかった」は「生活リズムを整えながら長く働ける環境を求めたため」に、「人間関係が合わなかった」は「チームで情報を共有しながら看護を行う環境を希望したため」に言い換えられます。事実を変えるのではなく、次に求めるものとして書くのがポイントです。

ブランクがある場合は、期間と理由を簡潔に書きます。育児や介護であればそのまま書いて問題ありません。復職に向けて研修を受けた、eラーニングで知識を更新したといった行動があれば、あわせて記載してください。

提出前の最終チェック

  • 施設名・診療科名に誤字がないか(応募先の名称は特に注意)
  • 西暦と和暦が全体で統一されているか
  • 数字(病床数・人数・期間)に矛盾がないか
  • 志望動機が応募先ごとに書き分けられているか
  • 空欄になっている項目がないか
  • 印刷したときに読みやすい文字サイズか

よくある質問

職務経歴書は何枚くらいが適切ですか。
A4で1〜2枚が目安です。すべての経験を書くより、応募先に関係の深い経験を詳しく書くほうが伝わります。
手書きと印刷、どちらがよいですか。
指定がなければどちらでも構いません。読みやすさが優先されるため、字に自信がなければ印刷を選んで問題ありません。
ブランク期間はどのように書けばよいですか。
期間と理由を簡潔に記載し、その間に受けた研修や学習があれば添えてください。隠すより、準備してきたことを示すほうが評価されます。

参照した資料

  1. 正規雇用看護職員の離職率は11.0%/日本看護協会調査労働政策研究・研修機構(JILPT)/2026年9月8日参照

この記事について

作成・確認
仕事比較ガイド編集部(yoin studio)
もとにした情報
官公庁など公的機関が公表している資料と、各転職サービスの公式サイトで確認できた内容。本文で引用した統計・制度は、上の「参照した資料」に出典と参照日を記載しています。
編集の方針
出所を確認できない数値は掲載していません。口コミは引用元と参照日を明示しています。詳しくは編集方針をご覧ください。
最終更新日
2026年6月20日

内容に誤りを見つけられた場合は、お問い合わせよりご連絡ください。確認のうえ速やかに訂正します。

広告リンク先の比較ページには、広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

転職サービスを比較して選びたい方へ

看護師転職サイトの比較を見る

← 転職指南書 [ブログ記事]の一覧へ戻る