免許は失効しないが情報は更新が必要
薬剤師免許に更新の制度はなく、何年離れていても資格そのものは残ります。ただし2年ごとに届出(薬剤師届出票の提出)が必要です。
一方で、離職期間中に医薬品も制度も変わっています。新しく発売された薬、後発品の変更、診療報酬の改定、電子処方箋の運用など、確認が必要な領域は少なくありません。
「変わっているかもしれない」という前提で情報を取りに行く姿勢があれば、これまでの経験は十分に活きます。
復職しやすい職場の条件
ブランクがある場合、1人薬剤師の店舗や、処方箋枚数の多い店舗はハードルが高くなります。複数人体制で、枚数が落ち着いている店舗から始めるほうが負担が小さくなります。
パートから始めて、慣れてから常勤に切り替える方法もあります。週2〜3日、1日4〜5時間といった形から始める人も多くいます。
教育体制が整っている大手チェーンは、復職者向けの研修を用意している場合があります。
復職支援の制度を確認する
都道府県の薬剤師会などが、復職を支援する研修を実施していることがあります。実務のシミュレーションや、最新の制度に関する講義が含まれます。
ハローワークの職業訓練や、eラーニングで学べる研修もあります。
転職サービスの中には、ブランクのある薬剤師向けの求人を扱っているところがあります。「未経験可」「ブランク可」の記載がある求人から探すのも方法です。
面接でブランクをどう説明するか
ブランクの理由は、正直に、簡潔に伝えて問題ありません。出産や介護は誰にでも起こることです。
大事なのは、いま働ける状態にあることを伝えることです。勤務可能な曜日と時間、子どもの預け先、家族の協力体制を具体的に説明できると安心されます。
ブランク中に情報を追っていたことがあれば触れてください。学ぶ姿勢が伝わります。
復職前にやっておくとよいこと
- 薬剤師届出票の提出状況を確認する
- 離職期間中の診療報酬改定の内容を確認する
- 主要な新薬と、後発品への変更状況を把握する
- 電子処方箋やオンライン服薬指導の運用を確認する
- 薬剤師会や自治体の復職支援研修を探して申し込む
- 勤務可能な曜日と時間を家族と決めておく
最終更新日:2026年9月4日
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