保育の仕事は年度で動くため、転職の時期選びが他の職種より重要になります。クラス担任を持っている場合はなおさらです。ここでは年度のリズムに沿って、いつ何をすればよいかを整理します。
年度のリズムを前提にする
保育所の採用は4月入職を軸に動きます。次年度のクラス編成が固まる時期に合わせて、園は職員の増減を確定させます。
そのため求人が増えるのは、次年度の体制を検討する9月から10月ごろと、欠員が確定する1月から3月ごろの2つの時期です。この山に合わせて動くと、選択肢の数が変わります。
年度途中の求人もありますが、多くは欠員補充です。急ぎの募集が多いぶん条件の交渉がしづらいこともあり、じっくり選びたい場合は年度替わりを狙うほうが有利です。
担任を持っている場合の考え方
クラス担任を年度途中で外れると、子どもと保護者に影響が出ます。園としても代わりを見つけるのが難しく、引き止めが強くなりがちです。
そのため、担任を持っている場合は年度末(3月末)での退職を基本に考えるのが現実的です。逆算すると、退職の申し出は遅くとも前年の11月から12月には済ませておきたいところです。
ただし、体調に影響が出ている場合はこの限りではありません。年度の区切りより自分の健康が優先です。その場合も、できるだけ早く伝えて引き継ぎの時間を作ることで、摩擦は小さくできます。

3〜6か月のモデルスケジュール
4月入職を目指す場合、前年の9月ごろから動き出すと余裕を持って進められます。以下は目安です。
- 9〜10月:条件の整理、情報収集、エージェント登録と面談
- 10〜11月:見学と応募(2〜3園)、面接、条件のすり合わせ
- 11〜12月:内定、退職の申し出
- 1〜3月:引き継ぎ、クラスの締めくくり、入職手続き
- 4月:入職
退職を申し出るタイミング
法律上は、期間の定めのない雇用であれば申し出から2週間で退職できます。ただし就業規則では「1か月前」「2か月前」と定めていることが多く、実務ではこちらに合わせます。
保育の現場では、次年度の職員体制を12月から1月ごろに固める園が多くあります。この検討が始まる前に伝えるほうが、園としても対応しやすくなります。
内定を得る前に退職を申し出るのは避けてください。転職先が決まらないまま退職日だけが確定すると、条件面で妥協せざるをえなくなります。
在職中に進めるための工夫
保育士の転職活動でネックになるのが、見学と面接の時間です。平日の日中に行われることが多いため、勤務との調整が必要になります。
有給を使って半日で2園を回る、土曜の午前に見学を設定してもらうなど、日程をまとめる工夫で負担を減らせます。エージェントを使っている場合は、日程調整を代行してもらえます。
現職に知られたくない場合は、その旨を最初に伝えてください。系列園への応募情報の扱いなど、配慮してもらえることがあります。
在職中は時間が取りづらい代わりに、条件を妥協せず選べるという強みがあります。
年度をまたがずに動きたい場合
体調や人間関係の問題で年度末まで待てない場合もあります。その場合は、欠員補充の求人を中心に探すことになります。
年度途中の入職では、すでにクラスが動いているため、最初はフリーや補助に入ることが多くなります。担任を持つのは次年度からという園もあり、かえって立ち上がりが楽になることもあります。
退職を早める場合は、有給休暇の消化と最終出勤日をどう設定するかを先に決めてください。残日数を確認し、上司との相談で日程を固めます。
よくある質問
- 年度途中で辞めるのは避けるべきですか。
- 担任を持っている場合は年度末が円満ですが、体調に影響が出ているならその限りではありません。できるだけ早く伝えて引き継ぎの時間を作ることで摩擦は小さくできます。
- 4月入職を狙うなら、いつから動けばよいですか。
- 前年の9月から10月が目安です。次年度の体制を検討する時期に求人が増えるため、そこに合わせると選択肢が広がります。
- 見学の時間をどう確保すればよいですか。
- 有給を半日使って2園を回る、土曜の午前に設定してもらうなどの方法があります。エージェントを使えば日程調整を代行してもらえます。
この記事について
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- 仕事比較ガイド編集部(yoin studio)
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- 最終更新日
- 2026年6月13日
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