認可保育園(定員60〜120人程度)
国の基準を満たして自治体の認可を受けた園です。運営費の多くが公費でまかなわれるため、経営が比較的安定しており、給与や賞与の水準も読みやすいのが特徴です。
規模が大きいぶん職員数も多く、行事や研修の体制が整っています。クラス担任として学年を持ち、複数人で運営していく働き方が基本になります。
一方で、行事の準備や書類の量は規模に比例して増える傾向があります。組織として動くため、自分の裁量で保育を組み立てられる幅は小規模園より狭くなります。
小規模保育事業(定員6〜19人)
0〜2歳児を対象とした定員19人以下の施設です。子ども1人あたりに向き合える時間が長く、発達の変化を細かく見られるのが最大の特徴です。
職員数が少ないため、行事の規模も小さく、準備の負担は認可園より軽い傾向があります。書類も相対的に少なくなります。
一方で職員が少ないぶん、人間関係の影響が大きく出ます。合わない相手がいた場合に逃げ場が少ないという声もあります。また3歳以降は連携園への移行が必要になるため、卒園まで見届けたい人には物足りなさが残ることがあります。
企業主導型保育園
企業が従業員向けに設置する保育施設で、地域枠を設けて外部の子どもを受け入れている施設もあります。運営は企業や委託事業者が行います。
企業の勤務体系に合わせるため、開所時間が長い施設や、土日も開けている施設があります。逆に、企業の休業日に合わせて休みになる施設もあります。
設置企業の福利厚生が使えることがあり、待遇面で恵まれるケースもあります。ただし運営が企業の業績に左右される面はあります。
院内保育(病院内の保育施設)
病院で働く職員の子どもを預かる施設です。利用者が医療従事者なので、夜勤に対応するために24時間体制の施設もあります。
定員が少なく、行事も控えめな施設が多いため、書類や準備の負担は軽い傾向があります。保護者との関わりも、送迎時の短いやりとりが中心になります。
夜勤がある施設では手当がつくため、収入面で有利になることがあります。ただし生活リズムが不規則になるため、体力面の見通しは必要です。
認定こども園
保育所と幼稚園の機能をあわせ持つ施設です。保育が必要な子どもと、そうでない子どもが同じ園で過ごします。
教育的な活動と保育の両方が求められるため、幼稚園教諭免許と保育士資格の両方を持っていると選択肢が広がります。片方だけでも働ける園はありますが、担当できる範囲に制約が出ることがあります。
登園・降園の時間が子どもによって違うため、シフトや引き継ぎが複雑になりやすい面があります。
どう選ぶか
職場のタイプで選ぶより、「1日をどう過ごしたいか」から逆算するほうが失敗が少なくなります。大人数の中で行事を作り上げたいのか、少人数でじっくり関わりたいのか。ここが決まると候補が絞れます。
そのうえで、通勤時間・給与・シフトの3つに優先順位をつけてください。すべてを満たす求人は多くありません。何を優先するかを決めておくと、比較の軸がぶれなくなります。
最終更新日:2026年7月17日
転職サービスを比較して選びたい方へ
保育士転職サイトの比較を見る