介護職の面接でよく聞かれることと答え方

面接の質問には意図があります。何を確かめようとしているのかが分かれば、答え方も定まります。ここでは介護職の面接で頻出する質問を取り上げます。

「なぜ前の職場を辞めるのですか」

施設が確かめたいのは、同じ理由でまた辞めないかどうかです。

事実を簡潔に述べたうえで、次に何を求めているかをセットで伝えてください。「夜勤が月8回あり体力的に厳しかったため、月4回程度に抑えられる環境を探しています」という形です。

前職の批判で終わると、「うちでも同じことを言うのでは」と受け取られます。

「夜勤は可能ですか」

シフトを組めるかどうかの確認です。可能な場合は月に何回まで対応できるかを具体的に伝えてください。

難しい場合は正直に伝えるべきです。無理をして入職しても、続かなければ双方にとって損になります。

「将来的には対応したいが、慣れるまでは日勤中心にしたい」といった段階的な希望も、伝えれば検討してもらえることがあります。

「認知症の方への対応で気をつけていることは」

実務対応力と、介護に対する姿勢を見る質問です。

基本の型としては、否定しない、急かさない、その人のペースに合わせる、という考え方を軸に答えます。そのうえで、実際に工夫した場面を1つ添えると説得力が出ます。

「困った行動」という捉え方ではなく、その行動の背景に何があるかを考える姿勢が伝わると評価されます。

「利用者のご家族から苦情を受けたらどうしますか」

家族対応は介護職の負担の大きい部分です。施設はここへの耐性と、1人で抱え込まない姿勢を見ています。

まず話を最後まで聞くこと、その場で判断せず上長に報告すること、この2点を含めて答えると安心されます。

「自分で解決します」という答えは、頼もしく聞こえて実は危険です。組織として対応する姿勢のほうが評価されます。

「体力面は大丈夫ですか」

身体的な負担が大きい仕事なので、続けられるかを確認する質問です。

腰痛の既往がある場合、隠さずに伝えたうえで、どう対処しているかを説明してください。「コルセットを使用している」「移乗はボードを使っている」など、具体的な対策があると前向きに受け取られます。

これは逆質問のきっかけにもなります。「移乗機器はどの程度導入されていますか」と聞き返すと、自然に確認できます。

「何か質問はありますか」

逆質問は、応募者側が施設を確認できる機会です。「特にありません」と答えると関心が薄いと受け取られ、自分にとっても情報を得る機会を失います。

最終更新日:2026年8月21日

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